配当金とは?~いつ株を買えば配当金をもらえるか

配当金と配当利回りの意味~いつ株を買えば株主権利を得られるか

配当金や配当利回り、配当性向の意味、権利確定日について解説します。

いつ株を買えば配当金をもらえるか、知らない方は参考にしてください。

配当金とは?

配当金とは、企業の利益の一部が株主に配られる分配金のことです。

株主は企業の業績に応じて利益還元の配当金を受け取る権利をもち、保有株数に比例して受け取る配当金も大きくなります。

会社の利益が大きくなれば、増配して配当金が多くなる可能性がありますが、逆に利益が減少すると配当金が少なくなったり(減配)、なくなることもあります。

  • 増配…配当金の金額が前回より増えること
  • 減配…配当金の金額が前回より減ること

株を保有して配当金がいくらもらえるか?知らない初心者の方もいるかもしれませんから、もらえる配当金を確認する方法を紹介します。

会社四季報をみれば、もらえる配当金を計算することができます。

例えば日産自動車の配当金を四季報で確認すると、2017年3月期の1株あたりの配当金が48円と記載されています。

四季報で配当金がいくらか確認する

1株あたりの配当金をチェック

日産自動車の株は100株から購入することができますが、保有株数を100株と仮定すると

1年間の配当金額は

48円×100株=4,800円です。

税金で20%引かれますので、3,840円が手取りの金額ということになります。

配当金の税金は2014年から20%に変更されています。

中間配当とは?

中間配当は、決算期の通常の配当とは別に、決算期の半年後に行われる配当です。

企業は中間配当を行えば、1年間の配当金額を2回に分けて配ることが可能です。

中間配当は企業側からみれば、事務手続きのコストがかかるデメリットがありますが、中長期で株を保有する投資家が増えるメリットが期待できます。

日産自動車の場合、2016年9月に24円の中間配当が行われ、2017年3月に24円の配当が行われています。

2017年3月期の年間配当金が48円ですので、48円を2回に分けて、1回につき24円ずつ配当を行ったことをあらわしています。
(24+24=48)

中間配当を四季報で確認する

中間配当をチェック

配当金をもらうためには…

配当金は株を買えば確実にもらえるわけではありません。

配当金をもらうためには、権利確定日に株主権利を得る必要があります。

権利確定日に株主名簿に名前が記載されて株主権利が確定しますが、名前が記載されるのに3営業日かかりますので注意しなければいけません。

権利確定日の3営業日前が権利付き最終日になり、その日が今期の配当金を得る最終売買日になります。

つまり、配当金をもらうためには権利付き最終日に株を保有することが必要です。

権利付き最終日の翌日は権利落ち日になり、権利落ち日に株を買っても今期の配当金を得ることができません。

権利付き最終日に株を保有していれば、権利落ち日に株を売却しても配当金はもらえますので、配当金をもらう人は権利付き最終日までに株を購入しましょう。

  • 権利付き最終日
    (権利確定日の3営業日前)

    …配当金をもらうなら、この日までに株を買う必要がある
  • 権利落ち日
    (権利付き最終日の翌日)

    …この日に株を売却しても配当金はもらえる

■休日をはさまない平日の日程例

  • 3/28(火)権利付き最終日
  • 3/29(水)権利落ち日
  • 3/30(木)
  • 3/31(金)権利確定日

■休日(土日祝)をはさむ日程例

  • 3/26(水)権利付き最終日
  • 3/27(木)権利落ち日
  • 3/28(金)
  • 3/29(土)休日
  • 3/30(日)休日
  • 3/31(月)権利確定日

配当金について権利確定日を解説しましたが、株主優待についても株主優待をもらうためには配当金と同じように権利付き最終日までに株を買う必要があります。

また、株主優待の権利付き最終日のスケジュールも配当金と同じが多いです。

いつ配当金がもらえるか?

会社により配当金の支払い時期は変わりますが、権利確定日から2~3ヶ月後に支払われる場合が多いです。

配当金の受け取り時期は決算から2~3ヶ月後を目安にしましょう。

配当利回りとは?

配当利回りは株価に対して配当金の割合がどれくらいか、%であらわしています。

配当利回り(%)=1株配当金÷株価×100

例えば、1株あたりの配当金が8円で株価800円の場合、

8÷800×100=1

配当利回りは1%です。

大体2%以上が高配当と言われていますが、中には5%以上の配当利回りの企業もありますので、銀行の預金利息と同じような考え方ができると思います。

配当利回りで銘柄を選ぶときの注意点

配当利回りを目当てに銘柄を選ぶときの注意点は、例えば年2回配当を行う企業なら最低でも半年以上持ち続けなければ、期待する配当金額はもらえません。

つまり、株を保有する期間に株価が下がるリスクを考える必要があります。

配当金目当てに株を買って計画通りに配当金を得ても、株価が下がって損失を被れば本末転倒です。

また、配当利回りはあくまでも予想の数字です。

株価が下がれば見かけ上、配当利回りが高くなりますから、株価が下がって配当利回りが高い業績不振の企業に注意しましょう。

業績不振の企業は減配の可能性が高く、場合によっては配当金がなくなることもあります。

たとえ高い配当利回りの銘柄を選んでも株価が下がるリスクや、期待する配当利回りの数字と一致しない可能性があることに注意が必要です。

配当利回りの数字は毎回変わり、企業の業績次第ということを頭に入れておきましょう。

配当金を目当てに銘柄を選ぶなら、企業の業績を重視した長期投資の意識で銘柄を選ぶことをおすすめします。

配当性向とは?

配当性向とは、当期純利益から配当金がどれくらい支払われているかを割合であらわしたものです。

配当性向(%)=1株あたりの配当金額÷1株あたりの当期純利益×100

日産自動車の場合、四季報で確認すると2018年3月期の業績予想では1株あたりの配当金は53~59円、1株あたりの当期純利益は146.7円と記載されています。

配当性向を四季報から計算する

1株あたりの当期純利益と1株あたりの配当金をチェック

1株あたりの配当金を53円で配当性向を計算すると、

53÷146.7×100≒36%

日産自動車の配当性向は、2018年3月期の予想で計算すると約36%です。

配当性向の平均は30%位で、大手企業の配当性向は40%が目安ですので、日産自動車の36%は通常の範囲内といえるでしょう。

この数字が高ければ、会社が株主に配当金を多く支払っていることになります。

配当金が多ければ投資家の人気を集めることができますが、実は配当性向が高ければ良い会社と言い切ることはできません。

なぜなら配当金を多く支払っているということは、会社の利益を株主に分配する割合が多く、会社の将来に向けて投資が少ない可能性があるからです。

逆に配当性向が低い会社は、会社の利益を事業拡大のために投資して急成長するかもしれません。

配当性向は会社が株主に対して配当金の支払いに積極的かどうかを知る目安としてチェックしましょう。

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